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2010年08月05日号

1:建設受注~減少率縮小で底打ち感 民間投資、住宅盛り返し

 国土交通省が7月30日発表した建設工事受注動態統計調査報告(速報)によると、第1四半期(4~6月)の受注高総計は前年同期に比べ3%減の8兆9070億円だった。減少基調が続いているが、今年に入り減少率が縮小、月別では増加する月もあり、建設受注に底打ち感が出始めている。なかでも民間工事は今年1~6月の受注高が増加、民間設備投資や住宅着工が盛り返しつつある。セメント、生コン出荷も今が底と見る向きもある。下期以降、出荷減に歯止めがかかり、増加する場面も見られそうだ。