2023年03月02日号
1;23年度セメント内需3800万㌧~セ協
2022年度のセメントの国内需要は前年比1.3%減の3740万㌧と4年連続でバブル崩壊後の過去最低を更新する見通しとなった。セメント協会が2月22日の定例会見で発表した。人手不足などを背景に官需の停滞が続いており、年初想定の3800万㌧から60万㌧下振れる。23年度も官需が増える要因はなく、労務単価や建設資材価格の上昇が見込まれ、22年度と同水準となる。一方、民需は大都市圏の再開発やリニア・整備新幹線などでプラスとなる見通し。同協会では23年度の国内需要を1.6%増の3800万㌧と予想する。