栃木県の砕石業者が今夏に実施した値上げが成果を出し始めた。上げ幅は2021年10月に打ち出した運賃上昇分の㌧当たり800円程度(東京地区への生コン工場渡し)の積み残し分で、今秋までに一定の成果を得たという。ただ、燃料費の上昇速度が予想以上に速く、値上げ効果はすでに消し飛んでおり、さらに今夏から大きく上昇した電力料金の負担が重くのしかかる。栃木の砕石業者は今後、輸送だけでなく、生産コストの上昇分も販売価格に転嫁していく考えだ。
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