2006年06月01日号
2:骨材 値戻し進展も…原油高に追いつかず
骨材業者が原油高による輸送費の高騰に悲鳴をあげている。
骨材の値戻し交渉は進展しているものの、原油高のスピードについていけないことが背景にありそうだ。値戻し交渉が長びけば、ユーザーが値上げを受け入れた段階で、次の値上げを求めなければならなくなるほか、ただでさえ薄利な骨材事業そのものが赤字になる可能性も。また、現在のところ、輸送が逼迫しているものの生コンが出荷停止になるような状況ではないが、輸送不足が表面化すれば一気に価格交渉を迫られる可能性もある。