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2022年07月14日号

2;UBE三菱が再値上げ、未曽有のコスト高 10月から3000円

UBE三菱セメントは6日、セメント・固化材の販売価格を10月1日出荷分から㌧当たり3000円引き上げると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻を背景とする石炭価格の急騰や急速な円安の進行で予想以上にコストが膨らんでいるため。今年2回目の値上げで、上げ幅は計5200円に達する。すでに太平洋セメントが販売価格を2か月ごとに見直す「石炭価格サーチャージ制」を9月から導入することを表明している。国内シェア2位の同社が再値上げを打ち出したことにより追随する動きが広がるのは確実だ。