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2022年06月09日号

4;既設コンにCO2固定~清水建設と北大

清水建設、北海道大学は5月30日、環境配慮型コンクリートの研究開発の一環として、既設コンクリート構造物を利用し、大気から二酸化炭素(CO2)の吸収を促進するCO2固定化技術「DAC(Direct・Air・Capture)コート」を開発したと発表した。コンクリートの表層にアミン化合物を含浸させてCO2を固定化する。DACコートの塗布前に比べ、CO2の吸収・固定化量は1・5倍以上となる。国内の既設コンクリート構造物約300億トン(推計)の露出部に同技術を適用した場合、CO2は最大で3億トン以上吸収できるとしている。