2010年04月01日号
3:太平洋セメント~改革効果は160億円
太平洋セメントは30日、今年度に実施する「例外なき事業構造改革」の主要施策を発表した。生産委託・販売受託で提携する5社を含めたセメント生産能力を23%削減するほか、人員と組織のスリム化、物流合理化に取り組み、単体ベースで年間160億円の収益改善効果を出す。事業構造改革費用として2010年3月期連結決算に340億円の特別損失を計上するため、最終損益は400億円の赤字(従来予想は45億円の赤字)となったもよう。今回は単体の構造改革だが、今後、グループ全体の構造改革に踏み込む方針だ。