2022年02月24日号
4;建設資材でCO2循環~野口教授
建築研究所と政策研究大学院大学(GRIPS)は8日、オンライン形式でシンポジウム「カーボンニュートラル(CN)の実現に向けた建築技術」を開いた。同シンポジウムで東京大学大学院の野口貴文教授が「CNに向けた建築資材の貢献」の題で講演。セメント・コンクリート分野で二酸化炭素(CO2)を循環させる「ホワイトカーボン」技術によるCO2の年間固定量は、森林などでCO2を吸収する「グリーンカーボン」の10分の1、海中で藻にCO2を吸着させて成長を促す「ブルーカーボン」の5分の1に相当するとし、今後の技術開発を進めていく意向を示した。