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2018年05月17日号

5;炭価高で国内減益~セメント5社

セメント主要5社の2018年3月期連結決算が10日、出そろった。経常利益は住友大阪セメントを除く4社で増益となった。三菱マテリアルは金属事業、宇部興産、トクヤマは化学事業が業績をけん引した。太平洋セメントは米国など海外事業が好調だった。ただ、国内のセメント事業は、石炭価格の高騰が響き、軒並み減益となった。各社が4月から取り組むコストアップを転嫁する値上げの浸透が今期の最大の焦点となる。