文字サイズ(変更方法 文字サイズを大きく 文字サイズを小さく
2017年04月06日号

2;生コン原単位35%減~国土交通省

土木工事における生コン原単位(使用量)が低下している。国土交通省が3月28日発表した2014年度の主要建設資材・労働力需要実態調査によると、土木部門の請負工事費100万円当たりの生コン使用量は1・73㎥で、前回調査(12年度)から0・91㎥(35%)減った。土木分野における生コンの使用量は97年から12年度まで2・42㎥~3・23㎥の範囲で推移してきたが、今回2㎥を割り込んだ。昨年3月に発表された13年度の建築工事の使用量も2・07㎥と、前回調査(11年度)に比べ0・48㎥(20%)減っており、土木、建築とも使用量が大きく低下している。同省建設市場整備課は「労務単価と資材価格の上昇で、100万円単位で購入できる資材の数量が減ったため」と分析している。