文字サイズ(変更方法 文字サイズを大きく 文字サイズを小さく
2017年03月09日号

2;東京生コン協組、値上げ視野に

東京地区生コンクリート協同組合(東京都中央区、吉野友康理事長)は、来年度の生コン値上げを視野に入れている。東京オリンピック・パラリンピック特需の本格化に伴い輸送費を中心にコストが再び上昇基調を強めるという見通しが背景にある。三多摩生コンクリート協同組合(立川市、小林正剛理事長)も値上げの検討を開始した。一方、都内の生コン需要は総じて不振。東京、三多摩両協組は今年度の出荷量が揃って過去最低を更新する見通しとなった。生産集約による構造改善の機運が再び高まっており、三多摩協組は今春から集約化促進規程の運用を始める予定。東関東生コン協同組合(東京都足立区、岡田明理事長)は来年度、構造改善委員会を新設する。