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2017年02月23日号

3;スランプ値に焦点~iCon発足1年

国土交通省が推進するi―Construction(アイコンストラクション)が発足して1年が過ぎ、生コン業界に与える影響が見えてきた。  特にコンクリート生産性向上検討協議会(前川宏一会長)傘下の流動性を高めたコンクリートの普及検討委員会(橋本親典委員長)が来月まとめる予定のガイドラインでは、土木工事で標準仕様となっている「スランプ8cm」を「12cm」に改める方向性が示される予定だ。これまで発注者が指定していたスランプ値を参考値扱いにし、施工者がスランプ値を決める案も示されている。これが採用されると、生コン工場では施工者によるスランプの上限要求解消が期待されている。