2016年12月08日号

2;事業継続の原資確保～神奈川の生コン

神奈川県で事業展開する各生コンクリート協同組合の生コン値上げが出そろった。値上げ額はm3５００円で、今秋から来春にかけて実施する。これまでの値上げは骨材の値上がりなどコストアップの転嫁が主眼だったが、今回は一様に老朽化した設備の維持更新や人材育成など事業継続のための原資確保を理由にあげている。足元のコストは落ち着いているものの、年明け以降、東京オリンピック・パラリンピック特需などが始まると、諸資材の値上げ攻勢が再び強まる可能性がある。各協組は「コストが上がれば価格に転嫁せざるを得ない」と再値上げを視野に入れている。